「エアーズ・ロック」の通称で知られているオーストラリアの『ウルル』。
オーストラリア環境・エネルギー省によると
2019年10月26日から観光客向けの登山が禁止されることになったとのことです。
アボリジニの先住民族にとっての聖地であることが登山禁止の理由。
10月26日は、1985年にウルル-カタ-ジュタ国立公園の土地が
オーストラリア政府からアボリジニへ返還された記念日である。
2019年10月26日以降に登山をしたら?
2019年10月26日以降にウルル(エアーズ・ロック)に登山をした場合、
ウルル(エアーズ・ロック)が存在するノーザンテリトリー州の法律では
罰金刑と実刑となります。
ウルル(エアーズ・ロック)7つの聖地とは?
ウルル(エアーズ・ロック)には、7つの聖地と呼ばれるパワースポットがあります。
- 聖地1…プラリ
謎の多いミステリースポット。近くに砂漠地帯にも関わらず1年中水が枯れない「ムティジュルウォーターホール」や「ウルル(エアーズロック)の心臓」と呼ばれるハート形の窪みがある。アボリジニの先住民族の壁画も見ることも可能。
- 聖地2…クニヤピティ
クニヤと呼ばれるニシキヘビが卵を置いたとされる場所。
- 聖地3…タプチ
アボリジニの先住民族マラ族の女性が、食べ物を保管したと言われている場所。
- 聖地4…ナガルタワタ
アボリジニの先住民族マラ族の男性が、神域な儀式行っていたとされる場所。
- 聖地5…ジュカチャピ
アボリジニの先住民族マラ族の女性が、クルパニと呼ばれる悪魔の化身に襲われたとされる場所。浸食によってできた唇のような洞窟。
- 聖地5…ワラユキ
男性の聖地。女性は近づくことも禁じられていた場所。
- 聖地7…マラプタ
安産祈願と出産の儀式に使われたとされる女性の聖地。「ウサギワラビーのポーチ」
ウルル(エアーズ・ロック)とは?
アボリジニの言葉ではウルル(Uluru)と呼ばれる
エアーズ・ロック(通称)とは、
オーストラリアの北部に位置するノーザン テリトリー南西部の岩山。
アリス スプリングの南西約440km。
高さは、348m。
周囲は、9.4㎞。
海抜は、867m。
南緯25度20分、東経131度20分。
エアーズ・ロックの名はオーストラリアがイギリスの植民地時代につけられた通称であり、
アボリジニの先住民族の呼び方、『ウルル』が正式名称である。
荒涼とした砂漠の真ん中に忽然と突出した世界最大級の一枚岩で、地上には10分の1程度が露出されている。
アボリジニの聖地であり、マウント-オルガ(カタ-ジュタ)とあわせてウルル-カタ-ジュタ国立公園に指定されている。
ユネスコの世界複合遺産に登録されている。
夜明けと日没に太陽の輝きを受けゆっくりと黄金に染め上げられていく様子は、
一度は観てみたい地球の原風景と言われています。
インターネットの声
富士山も観光登山を禁止にしたらいいんじゃない?
聖地は観光地ではない。当たり前のことがようやく理解される時代になってきました。
よそ者が踏み入ってはいけない場所ってあると思うよ
神聖なる世界遺産なのだから観光客の足で汚しちゃいけないのかも。
オーストラリア先住民の聖地エアーズロックが聖地を守る為登山禁止になるんですね!良き事ですね。
神社の鳥居をよじ登られてるようなもん。
残念なようなそうあるべきのような
ウルルは極めて重要な場所で、遊園地やテーマパークではない
現地の人の意向を尊重する方がいええよね。見るだけでも価値ありそう。行ってみたい。
逆に「まだ」登れたんだ、という印象です。終わり、がきまれば、間際で登れる人も多そうですね。
富士山とかもこういう方向で厳しくしてくれるとうれしい
先住民の要望ならばそれは受け入れるしかないね。
神聖な場所やもんね。寂しい気もするけど守る為には必要ってことよね。
原住民であるアボリジニの聖地だったのだから、敬意を表して登山禁止にするべきだったと思う。
今はちゃんとというか、アボリジニのことばで「ウルル」って呼ぶようになったのね。
屋久杉の島や富士山も立ち入り禁止にしちゃえばいいのに、なんて思った。
ディズニーランドではない
禁止になる前に行きたいな。
奈良の大仏とかに旅行客が記念だからって登って写真撮り始めたらそこまで宗教に熱心じゃない日本人の私でも嫌な気持ちになるし、先住民の人からしたら溜まんないよな…。
ズカズカ観光客が大挙して押し寄せて汚したり傷つけたりしたらそりゃー怒るわなぁ。
最近は観光客でも実際に登る人は減ってたみたい。日本の神社でも観光客の行為が気になった。
関連ニュース
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