安倍政権が衆院での与野党の質問時間の配分を
見直す方向で調整に入ったと報道されています。
どこが謙虚？
どこが丁寧な説明？
との声が多く聞かれます。
野党の質問時間の削減検討
衆院選で勝利し
「今まで以上に謙虚な姿勢で、そして真摯な政権運営に全力を尽くさなければならない」
と会見した安倍晋三首相。
謙虚な姿勢を示すかのように（？）、衆院での与野党の質問時間の配分を見直す方向で調整に入ったと報道されています。
野党の質問時間を削減する一方、与党の質問時間を増やす方針とのこと。
自民党の萩生田光一幹事長代行が、
「安倍晋三首相が
『これだけの民意を頂いた。我々（自民党）の発言内容にも国民が注目しているので、機会をきちんと確保していこう』
と、配分見直しに取り組むよう指示した」
と伝えたとのことです。
野党政治家の声
枝野幸男さんツイッター
議席数に従った質問時間の配分をという主張は、議院内閣制に対する無理解としか言いようがありません。法案等の提出前の事前審査で与党としての意見を反映させ、疑問点も解決しているから国会提出されるはずで、国会で与党にたくさん聞くことがあったら政府与党の不一致として問題です。
予算案や法案は、与党内で十分に議論され、与党として賛成となった後に国会提出されます。野党は、国会提出の段階で初めて説明を受け国会で議論します。このため、質問時間の配分が野党中心となるのは当然です。与党の主張は、政府（大臣等）の説明、答弁として十分すぎるくらいに示されます。
福島みずほさんツイッター
野党の質問時間を短縮することを政府が言う。本当におかしい。国会のことに政府が口を出し、野党の質問時間を減らせというのは越権行為。国会での各委員会での質疑の割り当ては、各委員会の理事懇談会でみんなの合意で決めている。政府が国会の委員会に指図する話ではない。三権分立を理解していない。
民主党で秘書をしていたという田中慧さんの声
民主党で秘書をしていたという田中慧さんは、自身のツイッターで次のように呟いています。
民主党政権時に与党の質問時間を大幅に減らしたのは、何も野党に配慮したからではなく、与党内の政策不一致が露わになるのを避けるためだった、って当時民主党で秘書をしていた私は知ってるけど、どこも報じないね。
野党議員が質問回数だけを地元でアピールしたり、どっかのマスコミが、国会での質問がないことだけを取り上げて「国会議員として働いてない」なんて批判しだすもんだから、そりゃ与党の若手議員からは「もっと質問時間をよこせ」という要求が高まるに決まってるじゃないか。
安倍一強けしからん。自民党内から批判の声が上がってしかるべき、というのなら、政府に歯向かう最高の舞台である国会質疑の時間を長く確保するべきなんじゃないの。マスコミはダブスタ。
ブーメラン？
安倍政権が国会での野党の質問時間を削減しようとしていることに反発する野党。
地方議会に目を向けると？
一部の地方議会では、自公と手を組み与党側に立つ民進党。
地方議会では…、少数政党や無所属議員の質問時間を削減しようとしているようです。
大田区議会前では、「自民党公明党民進党、区民の声を聞け」との抗議がありました。
民進党、立場が変われば主張も変わるということでしょうか？
自民党も野党時代に、「ウソつかない。ＴＰＰ断固反対。ブレない。」と主張しましたが…、与党になったら手のひら返しでＴＰＰ推進ですが…
インターネットの声
安倍晋三の独裁へまっしぐら
安倍晋三は謙虚と傲慢を意味を間違えている
自分たちが少数になった時に、数の横暴ではなく野党の声を聞くべきとして８：２にしたのに、逆に多数になったら減らすのは矛盾。「謙虚さ」の欠片も無い。
ホントに自民党は卑怯。
謙虚に、丁寧にという言葉の意味が分かっているのだろうか？
国会は与党と野党が議論して立法する場。与党同士の話し合いは国会でする必要がない。野党の質問を少なくするということは、もう国会自体の存在危機ということ。民主主義が自由民権運動の時代に逆行しています。民意でないことを強行させないでください。国民を冒涜しています。
早くも安倍首相が本性を表して来た！野党の質問時間を与党と平等に？謙虚に！という言葉と何処に整合性があるのか？
与党からの質疑なんて出来レース以外何者でもない
与党の自由に出来るならもう国会など要らないよ。
やっぱり、安倍政権には勝たせてはいけなかったんだ。やはり強引な世論誘導と、一方的な国会運営をし始めた。
数におごる自民党！！安倍首相に対して物言うまともな自民党や公明党議員はいないのか？進次郎はどうなの？
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